きくち村が「未検査米」を自信を持ってお勧めする理由


 未検査米とは、農産物検査を受けていないお米の事です。逆に検査米とは「品種、産年、等級」を食糧事務所の検査員が検査したお米です。その検査とは、粒の外観を検査するもので、味や安全性(農薬使用の有無)については検査項目にありませんが、産地などの情報が明確なので量販店等での購入時の判断材料になると言われています。
 しかし、生産者がその検査を受けるためには「毎年毎年、お米の種子をJAの指定種苗業者から購入することが基本」となっています。長年にわたってその土地の美味しさを継承してきた「自家採種」のお米で検査を受けるためには、高い費用を払いDNA 鑑定で銘柄を確認したうえで栽培しなければなりません。
 また、高価な指定の米袋に入れ、必要な書類を作成し、何度も検査機関に運び、検査手数料を支払わなければいけない、と費用も時間も膨大にかかってしまいます。

きくち村ではこのような状況から、
下記の4つの理由で検査米にこだわらない販売を行っております。


(1)その土地に適した安全な美味しい品種になってゆく「自家採種」を推進したい
(2)自家採種により種子を購入する必要がないのでコストダウンとなり販売価格を抑えられる
(3)検査費用が必要ないのでコストダウンとなり販売価格を抑えられる
(4)農家さんの検査にかかる手間が省けるので、美味しい米づくりに時間を使ってもらえる

 きくち村では「いつ、誰が、どのようにお米を栽培しているのか」を、全てのお米で明確にすることで、沢山のお客様に安心してお米をご購入して頂いていると自負しております。ですからこれからも、粒の外観だけの検査でハンコを押されたお米ではなく、本当に安心、安全で質にこだわったお米を取り扱ってゆきたい、そんな考えからきくち村では「未検査米」を自信を持ってお勧めしております。